オスカー賞

http://oscar.go.com/
きのうテレビの生中継で見た。
おおハリウッド!!って感じだった。生中継で全部見たのは初めてだった。アイロンかけながら見てたんだけど、どのインタビューも、司会者も演出も受賞スピーチも面白かった。

スピーチで印象深かったのは、アヴァタ―のヴィジュアルエフェクトでオスカーをもらった人がAnd just remember the world we live in is just as amazing as the one we created for you. Thank you.と言ったことだ。アヴァタ―を見た後、現実世界に戻りたくない現象が起きているとニュースになったりしていたので、それを意識しての発言だと思う。そう、やはりこの現実世界を肯定して始まる私たちの人生なのだ。

もう一人印象に残る受賞スピーチをしていたひとがいた。多分、UPのアニメに関係していた制作者側の人だったんだけど、13歳の時に、お父さんのクローゼットからヴィデオカメラを見つけて、それからそれでクリエイティブな映像を遊びながらずーっと撮り続けてきたけれど、両親はそんな僕に「you are wasting your time.」と一言も言わなかったと言っていたことだ。時間をつぶすためにそこに逃げ込んでいるのか、それとも本当にそれが好きで熱中しているのかを見極めることは難しいのだが、彼の両親は彼がそれが好きで面白くてたまらないということをとても理解していたんだと思う。暇つぶしのための、逃げるための道具でなければ、一見無駄に思える遊びでも時間の浪費ではないと思う。このあたりの判断が賢い親でなければできない。

主演女優賞はサンドラブロック、今年は彼女の大当たりの年だったと思う。proposed,all about Steve, blind sideと3本ともヒットした。all about Steve では、ラジ―賞(オスカーのバロディ、最もひどい俳優や映画を表彰する)の主演女優賞まで受賞しているhttp://www.youtube.com/watch?v=adYced7GB8k&feature=player_embedded#オスカーとのダブル受賞は初ではないかと思う。とても人気のある女優さんだ。彼女が受賞の時、メリル・ストリープをとても立てていたのが印象的だった。

ハートロッカーもプレシャスもクレイジーハートもブラインドサイドも見ていなかったことが残念だ。どれも面白そうなので、これから見てみたいと思う。特にプレシャス、ブラインドサイドは気になっている。

アメリカでは映画も安く観れるからうれしい。今年もこれらだけではなく、たくさんアメリカ映画を見て、アメリカ社会、またそこからみえる日本社会について考えてみたいと思う。