Back off girls! He's mine!

去年の夏の出来事。
息子が入っているサッカーのリーグにも
日本のように試合当番のような役割があり、
ドリンク当番とスナック当番がつく。



スナック当番だったおうちのお父さんが
すっかりそのことを忘れてしまって
車にしまいこんだスナックを
駐車場まで戻ってとりだし、
試合が始まる前のグランドに運ぼうとした。



ところが、
グランドには柵がめぐらしてあり、
チームは目の前にいるのに、
柵のゲートは反対側。



お父さんは、スナックを持って
柵を上り始めた。
ところが、スナックをたくさん持っている上に
柵が意外に高くて苦労している。


観客席にいたチームの保護者たちは
なんとなく彼が気になってみていた。


すると
ようやく
なんとか、彼は柵を上りきり、
身軽にひらりと
グランドに降り立った。

その瞬間に観客席から
「ヒューヒュー」と口笛がなった。



すると
そのおうちのお母さんが
黄色い声で
「Back off girls! He's mine!」
と叫んだのである。



お父さんはそんなお母さんの声に
顔を赤らめながらも
とっても嬉しそうに
チームにスナックを配っていた。



こんなところにも
日本と違うカップル文化を感じる。



この夫婦は
40代後半から50代前半の年齢。
末っ子の応援にいつも夫婦で来ていて
楽しそうだった。



それにしても

お父さんの恥ずかしそうな顔
かわいかったな。



お母さんのうれしそうな声
こっちもかわいかったな。






仲良しっていいね。