アメリカになりたいアメリカ

アメリカと一口にいっても
大変広い。

NYとLAの距離は
東京とインドのボンベイくらい。
時差は3時間。
インドのボンベイまでの間には
海もあるが、
NYとLAの間には
アメリカ大陸がある。
NYとLAその間にも9つ位州があるのだ。

南北だってすごく広い。
アラスカもあれば、フロリダもある。


アリゾナのグランドキャニオンも
大草原も、大都市も
ロッキー山脈も全部アメリカだ。


NY州にあるアディロンダック公園とか
東京都が丸ごと5つは入る。

アメリカは
土地は日本の30倍。
人口は2倍。

正直単純にでかいなーとおもう。

風景も違えば気候も違う。
だからアメリカでは、とか簡単に言えないし
一般化できない。

また
経済格差もとても大きい。

アメリカ人の友達が此の間
中西部の州に行ったら、
もう太った人ばかりで
気持ち悪かったと言っていた。



そんなに遠くに行かなくても
隣町に行っただけで
太った人というより、
超肥満な人(obese)な人を見かける。


グリニッチでは見事に見かけない。


肥満は経済格差と密接に結び付いている。
太った人が多いということは
それだけ、貧しいということだ。
彼らは野菜を買うお金はないが
一ドルバーガーは買えるのである。
水よりもソーダーの方が安い。

NY州、コネチカット州ニュージャージー州
トライステイト(首都圏?みたいな)と呼ばれ、
比較的裕福である。


州によっては、
本当に貧しい州もある。
そんな州では
どこをみてもみな太っていると
友達は嘆いたわけなのだ。

だから
こういうのがアメリカでは一般的などとは
本当に一言では言えない。



日本で
そんなことがあるだろうか。
小金井市は太っている人を見かけて、
武蔵野市にはいないということは
考えられないし、
東京都や神奈川県では太っている人があまりいないが、
それ以外の県で肥満が多いとか聞いたことがない。


さらに
人種も多様。
文化も多様。
宗教も多様。


給食などを単一メニューにするなど
ありえない。
宗教的に食べられない物もあるし、
ベジタリアンという場合もある。




このように、
地理的、経済的、文化的にも
非常に広大な開きがあるアメリカの
公立学校では
授業が始まるまえに、
みなで
国歌を歌って、
誓いをたてる。


みなでアメリカ人になる。
移民を沢山受け入れてきたアメリカ。
私たち駐在員の子供ですら
受け入れようとしてくれるアメリカ。


もともとバラバラだから、
あの国歌を歌って、
旗に誓を立てて、
一体感を味わう。
そして、
アメリカに誇りをもつ。


自由と平等の国アメリカに。


アメリカという国は
みな、
国民が真剣に
アメリカ人になりといと
思っている国だとおもう。