グランドホグデイ

グランドホグは、うちの裏庭にもよくちょろちょろ出てくる動物である。ジリスの仲間と言うことだが、リスと言うよりモグラのおっかさんのような感じのコロコロ太った小動物である。

アメリカの言い伝えによると、冬眠していたグランドホグがふと目覚めて巣穴から出てきて、そのグランドホグが自分自身の影に驚き、巣穴に戻るとあと冬は6週間続くことになっている。その時に曇りであったり、またお日様の加減で影に気づかずそのままのそのそと出歩くと、そのまま春に移行するらしい。ほとんど影に驚くパターンになり、あと6週間春はお預けということになるらしい。それを占うのが、2月2日と決まっているようだ。

去年もちょうどこの日あたりに、近所の植え込みにのっそり出てきたグランドホグを見かけて、ああ、やっぱりイベント的に無理やりテレビ局かなんかに巣穴から追い出されるんじゃなくて、自然に出てくるんだなぁ、と思った覚えがある。人間でいうと、朝起きるつもりの時間より結構早く目覚めて、ちょっと洗面所に行ってまた眠るって感じなのだろうか。

寒さは相変わらずだが、日脚が伸びて、夕方5時過ぎても明るい。数学的に言うと微分係数が+になったくらいの春だ。のそのそ動くほっこり系のグランドホグは、一体どこにこんな微妙な春を感知するアンテナを隠しているんだろう?


動物園もこの日は7時に開園し、7時半にグランドホグの様子ががCBSや天気予報番組で中継されるようだ。

http://174.120.61.203/~mssizoo/index.php?option=com_content&view=article&id=61
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