光るものは美しい

今日は、昨日とうってかわって、お日様がたっぶりと光を降り注いでくれた。
真っ白な雪の粒一粒一粒がお日様を受け止めて、輝いている。
反射してあちこちがきらきらしてまぶしい。美しい景色だ。

人間は、こういう景色を見るときれいだと思う。

人間は宝石から洋服まで、きらきら輝くものを美しいと思う。

それは、きっと暗闇の恐怖におびえていたころの、

夜が明ける喜び
雨が上がる喜び
冬が終わる喜び

これらと関係していると思う。

赤い朝日、雨の雫に宿る小さな太陽、春の明るい陽光
これらが心深く刻まれ、
きらきら光るものを美しいと感じるもとになったのではないかと思う。

暗い世界に光るもの。
それは、地球でもある。
漆黒の宇宙に浮かぶ地球の映像はいつ見ても
はっとさせられるほど美しい。

こんなに貴重で希少な世界に生きていることを
もっと実感しながら毎日を生きていきたいものだ。

光るものがすべてが金ではないと知っていても
それでもやはり光るものは美しい。

きらきらひかる輝きの中に
永遠に続くわたしたちの命を一瞬にして
感じることができるからだ。