旧交を温める

22年ほど前出会った当時青年だったけど、今はもう立派な中年になったアメリカ人の旧友に家族で会いに行った。


NJスパルタというところに大きな家を構えている。
15歳と8歳の息子さんがいる。
美味しい牛肉のローストを作ってくれた。


暮らしはつつましく、だけど立派だ。
子どもをあたたかく、そして厳しく育てている。



高校生になる15歳の男の子は薪割りや毎日のごみ出しなどをして手伝っている。
このごみ出しが、熊が出る地域なのでとっても大変で、特に朝まだ暗いときはとっても怖いらしい。薪割りにしたって重労働。そして大好きなサッカーも成績が良くないとさせてもらえないので、とっても頑張っている。携帯電話は家では切らないといけない。ピアノが大好きで、やっと去年あたりに中古の電子ピアノを買ってもらった。先生についたことはなく、お母さんに聞いたり、CD聞いたりして自分で学んでいる。そんな彼の「乙女の祈り」を聞いた。心のこもった音だ。わたしたちが滞在している間も、プロジェクトの宿題でイギリスの産業革命についての工作を作っていた。プレゼンテイションに使うそうだ。この頃はパワーポイントで簡単に見栄え良く作る人がおおいのに、この労作を見れば先生もA+をあげたくなるのでは、と思った。

下の息子さんは小さくてカワイイ。うちの息子とそりをして遊んでいた。大きな敷地の中に長い緩やかな坂がある。そこを何回もすべっていた。

そして足が凍っちゃったようで、二人で暖炉で溶かしていた。



むかし冒険者のような青年だったかれが今、この家族を守り頑張っている姿に力強いものを感じた。それを愛とよんでいいように思う。
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