待春

2月も末になり、暖かく感じる日も増えてきた。昼間、お日様が照っているときなど、特に暖かだ。
と、ここまで書いて、「ひ」のことを考えていると、「ひ」という日本語は一つでたくさんの意味を内包しており、それを漢字で別にあらわして「日」「火」「灯」「陽」となったんだろうと気付いた。明るく暖かいお日様・火関係を現したのだろう。「ひかり」とか「ひる」とかにも「ひ」の影響を感じる。

そういえば、むかし日本人は、はひふへほをfa,fi,fu,fe,foとF音であらわしていたと高校の古典の時間に、習ったことがある。最近読んでいるクワトロラガッツィという本にも4人の少年使節の報告がポルトガル語で書いてあるが、日本人の名前がFであらわされていると指摘してあった。

「ひ」という日本語もきっと「fi」と発音していたと思われる。

火といえば、英語では「fire」だ。日本語と似ている。Fで始まる火関係と言えば「flare」(炎が揺らめく)「flash」(閃光)「flame」(炎)などもある。探せばきっともっとFで始まる火関係の単語があると思う。Fの音って、おなかからでる強い音で、しかも歯と唇の摩擦でつくる勢いのある音だ。なんかどの地方の人間も「火」を見ると興奮しておなかから強い息を出したくなったリしたのだろうか。

ついでに他の国では「火」は何と言うのか調べてみたら、結構語感が似ている言葉が多く出てきた。面白いな。

Fị    タイ語
Feuer  ドイツ語
fuoco  イタリア語
Hu〓    中国語
ahonʹ べラルーシ
ohe〓   チェコ語
api   マレー語
vohonʹ  ウクライナ
bul    韓国語
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早く本当に暖かい「ひ」が来てほしいと思う。今はまだまだ2月。