Age of Aquarius

去年、町の市民講座でタロット占いの講座があり、タロットを英語教材としても使えないかという興味でその講座にでかけた。

先生はメアリーという65歳の女性。一見何歳なのかわからない感じの長身、長髪、細身のおしゃれな方だった。

彼女のお父様はお医者様で、初めて病院にチャプレンを置く提案をし、実行した方だそうだ。彼女自身は、カトリック校育ちだったが、その規律の厳しいのと価値観の押し付けに反発を感じていたようである。時代は60s。


高校を卒業し、家を飛び出した彼女は映画関係のファッションコーディネイターとして名を売りはじめた。そんなころ、ミュージカルのhairを観てAge of Aquariusの歌を聞いた。

この歌をきっかけに彼女は西洋占星術にはまり、とうとう本業よりもそちらの方で有名になり、タロットなども教えることになったと話してくれた。


そして
「そうなの、星占いでは2000年からもう、水瓶座の時代に突入したのよ。」と教えてくれた。
私は「それって何年くらい続くのですか?」と聞いた。10年とか20年くらいかしらと思いながら。
すると
「40世紀まで続くのよ。」と言うのだ。


なんでも、西洋占星術の時代区分(?)では、イエス誕生から20世紀までが魚座の時代だということである。


魚座の時代の象徴は魚。それは教会のシンボルでもある。
この時代は、彼女がいうには
キリスト教の時代」
「男の時代」
「先生の時代」
「リーダーの時代」
という特徴があったそうだ。



ところが、21世紀から40世紀まで続く水瓶座の時代となると、
「女の時代」
「先生やリーダーがいらない時代」
「直観の時代」
という風に変わっていくというのだ。


私はニューエイジの信者では決してなく、
むしろ古くさいカトリック教徒のはしくれであるのだが、
メアリーのいうことはすごくわかる気がした。



それはコンピューターの出現である。




20世紀の終わりころに出現したコンピューター。
この機械による情報化社会。
ソーシャルネットワーキング
このような仕組みが今後いろいろなものを変えていく気がする。




例えば、
知識取得の方法が先生に頼らず、PCで一瞬にして膨大な量が手に入ることによる学校という場の持つ意味の変化。

つまり
ネットを通じず体を移動させて得なければいけない人間関係の意味はどこにあるのか。この人間関係に学校もあれば隣人もある。そして、家族と置き換えてもよい。


もっと言えば肉体を持つことの意味の再構築、再確認が必要だと感じる。



またインスピレーションの生まれ方も確実に変化しているのではないだろうか。



このように、PCの出現によるパラダイムシフトは色々な局面で大量に起こっており、その意味はとても深くそして大きい。


多分、産業革命に匹敵する大きさだと思う。


もうAge of Aquariusが始まったのだ。



そしてまさしく
先生不用、リーダー不用時代の到来である。