essay

他人のブランコを押してはいかん。

長男が3歳くらいのことである。 当時は東京の小金井あたりでも若いお母さんが外で働くのは稀であった。 だから、平日のひる頃には公園にたくさんの母子が集まって、賑やかだった。 私の長男はすべり台が好きだったので、よくすべり台近辺で遊んでいた。 男…

◯◯であるが、XXでもあり、真剣な議論が必要だ。

お友だちにかしてもらっていま読んでいる面白い本「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)作者: コリンジョイス,Colin Joyce,谷岡健彦出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2006/12/07メディア: 新書購入: 14人 クリック: 140回この商品を含…

何かを本当に伝えたいとき(パート2)

中3になる息子が私が先に書いた『本当に何かを伝えたいとき』を読んで、「これ、上から目線な文。自分の正当性を疑わず若い人やお年寄りを見下している。」というような意見を言ってくれた。 読み返すと、なるほどそうだなと思う。 私が言いたかったのは、…

宇宙の法則

小さな塾をさせて頂いていて あることに気付いた。それは、母親から見たお子さんに対する 家庭内評価はやがて外の社会評価となっていくということだ。 この法則は、経験を通して解ったものであり、 頭で考えたことではない。 母親のそのお子さんに対する評価…

自分にないものを持っている人

遺伝子的に、ドーパミン第四受容体の遺伝子内塩基配列の繰り返し数が多いほど「新奇探索傾向」が強く、セロトニンが少ないと「損害回避傾向」が強まる。(スタンフォード集中講義の本より) という文を読んだ。 つまり 新規事業へ乗り出していくタイプの人と…

Age of Aquarius

去年、町の市民講座でタロット占いの講座があり、タロットを英語教材としても使えないかという興味でその講座にでかけた。先生はメアリーという65歳の女性。一見何歳なのかわからない感じの長身、長髪、細身のおしゃれな方だった。彼女のお父様はお医者様…

本当に何かを伝えたい時

何かを本当に伝えたいとき、 相手の目線にあわせて 目を見つめて 真剣に話す このようなやり方を 誰か一人から聞いたのではなく 何人からも聞いた気がする。 記事や本で 普通に書いてある気がする。 常識といってもいいと思う。 でも、 このやり方は 相手に…

i-Pad

i-Padを買ってしまった。 日本の息子が会社で入り用という事だったので、近所のアップルストアで16ギガと32ギガの二つを買いにいったのが運の尽だった。 店頭で触っているうちに、急に自分のi-Padもほしくなってしまった。 ところが、お店ではひとりにつ…

論語の心が小学生の宝物を救う話

論語物語 (講談社学術文庫)作者: 下村湖人出版社/メーカー: 講談社発売日: 1981/04/08メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 70回この商品を含むブログ (50件) を見るこの本を今よんでいる。 この本は日本の家のご近所の奥さんから、 夫が先月一時帰国した際に…

Back off girls! He's mine!

去年の夏の出来事。 息子が入っているサッカーのリーグにも 日本のように試合当番のような役割があり、 ドリンク当番とスナック当番がつく。 スナック当番だったおうちのお父さんが すっかりそのことを忘れてしまって 車にしまいこんだスナックを 駐車場まで…

I win!

夫からきいた出来事。夫が夜遅くに、グリニッチ駅の階段を上っていたら 反対側にも同じような速度で階段を上る女性がいた。こんなに夜遅く、「やれやれ」と思いながら 上り、後数段を残すのみになった時反対側の女性が急に速度をあげ パパッと上りきった後に…

New York 大阪説

ご主人様が「鉄」関係の方から 「夫の会社では、NYは関西ノリともっぱら評判です。」 と聞いたのは、約一年前。今度はご主人様が「銀行」関係の方で 昔ロンドンに駐在なさっていた方から 「ロンドンは東京、NYは大阪っぽいわ。」 と伺ったのは、約半年前…

問いかけ

『例えばアインシュタインが途中で全てを投げ出して、詩を創ることを生き甲斐だと言い始め、それが目も当てられないほど下手糞だったら。その時、彼の人生は「勿体無い」と評価されるのか?』 という問いかけをあるtwitterで見た。 まず思うのは 途中で全て…

太陽礼賛

むかし、大学時代に山登りをしていたとき、 観天望気とか ラジオを聞いて天気図を書いて 天気予想をすることを勉強したことがある。 何かのそういう気象講座にも通って、 普通の地上天気図だけでなく 高層の様子も書き込む 高層天気図も作りかたや 地上天気…

覚悟

覚悟という言葉は あんまり良くないことを 想定内として 受け取る 引き受ける ときに使う。もともとは仏教用語らしい。 悟りに目覚めると言う意味。 悟りに目覚めると、 この世の煩悩を捨て、 色々なことを断つ、 あきらめるところから転じて 良くないことが…

無意識を無意識に具現したものの違いを考える

ずいぶん昔約30年前私は大学生であった。 英文学を勉強していたはずだけど 何を勉強していたのやらという まったくしっかりしてない学生だった。 その割に 英文学の中で勉強したことを ふつふつと思いだすことがある。 私は16世紀から17世紀の詩を主に…

丁寧に生きよう

先週末から始めていた 家の片づけが 結構すすんだ。 約一週間かかったけれど すっきりしてくると やはりうれしい。 整理整頓では 置き場所を決める。 これがまず大事なことだ。 次に大事なのは 出したら入れる。 開けたら閉める。 しかし こんな単純なことが…

be stupid

ぱらぱらと 若者のファッション雑誌をみていたら、 宣伝コピーに smarts have plans. stupids have stories.be stupid. というのがあった。 いろんなstoryを知ったり、 もってたりするほうがたしかに 面白いと思う。 それに、 どんなことが起きても自分を主…

掃除しよう!!

なんか急にホームシックになった。そう、home に帰りたくなったんだ。 でも homeって、息子や娘の住む東京小金井かもしれない 私のふるさとで今も母が住む京都かもしれない 実は私の今住んでいるグリニッチなのかもしれない 日本そのものかもしれない 今まで…

自分のため

よく、中学生くらいの子に 勉強するのは、自分のためなんだよ なんていう。 でも、 自分のために何か 苦しいことをするのは、 とっても難しい。 人のためなら 多少苦しくても 喜んでくれるなら とか思って頑張れる。 ましてやその人が 大好きな人だったりし…

朝自分で起きる力

朝起きるってことは、 この今住んでる現実社会に 参加するってことだと思う。自分で起きるってことは 自分から参加するぞって いう意志のあらわれだと思う。参加しない時もあるけど、 参加した方が楽しい。参加させられるより 参加する方が楽しい。

バカみたいな本当の話

授業参観とかでテンションあがって、急に逆立ちしたり、大声出したり、バク転しようとしてこけたりするのは大概男子だ。階段何段ぬかしで上がれるかとかに血道をあげて、先生に怒られるのもほとんど男子だ。 クラス写真とかで変顔したりしてるのも男子が多い…

肉体を鍛える職業

この間、会ったライのママたちは、カトリックなので子だくさんである。子どもが2人というひとは、2人で、あとの4人は、4人以上だった。だからもう働いている子どもがいる人も数人いる。そして 大家族の人たちは お金持ちの人が多く、 そういう人たちは案…

旅の仲間

NY州RYEという町にressurrectionという小さなカトリックスクールがある。娘が10年ほど前に通っていた学校だ。その学校に通っていた娘の友達の母達が、わたしがまたアメリカに帰ってきたことを知って、集まってくれることになった。 その学校には2年…

organize

整理整頓というより organizeという言葉のほうが好きだ。整理整頓というと きちんと見栄え良く整えるという感じだが、 organizeというと 全体として すっきり うまく 働くようにさせる という意味だ。 そして 整理整頓というと ものに対して使うことが多いけ…

他人と過去を変える。

「他人と過去は変えられない」と昔、 何かで読んだり、誰かに言われたりした。他人を変えて自分に合わせようとするより、 自分を相手に合わせて変えていった方が うまくいく。過去を恨んでもしかたがない。 過ぎ去った時を逆戻しにしてやり直すことはできな…

Mad as a March hare

3月になった。 3月は好きじゃない。 暗く寒い冬に飽きてきところ 明るい日差しに そろそろ春ね!という期待がおこる。 しかし その期待をいつも そして何回も裏切る3月。 中途半端な君。 本当に君にはがっかりだ。 その上 日本では花粉が飛び交う。 体の…

スケールの差

この間、アメリカ人のお友達に茶道のおこりを説明したとき、 「Tea ceremony is rather a new thing for us. It started only 500 years ago.」 と言ったら、 「Is that rather new?」と目を丸くした。 そうなのだ。 この国は若い国だった。 独立宣言を出し…

坂道をのぼる

坂道を登るとき、下からずっと坂が見えている。坂道の頂点に近づいてきたある時点で、ふと道の先が見えなくなる。 頂上は見えるんだけど、下り坂が見えないから、なんか道がなくなってるみたいに見える。それでものぼって頂点まで行くと、 はるか先まで今度…

単純と複雑

子どもの頃、恋愛ドラマを見て「すき」なら「すき」と言えばいいし、だめだったら、あきらめればいいのに、好きでいる気持ちを我慢したり、いつまでも思ったりしているからややこしくなってもっと不幸になっていくのに、と思ったことを覚えている。それは、…